一番のおもてなしとは?
女将が守り通した旅館
創業は明治時代。由緒ある旅館として女将が細腕ひとつで切り盛りしている旅館。築70年を超える木造3階建ての歴史ある建物と、以前の県庁舎と同じ様式でつくられたレンガ造りのお風呂は、かつて湯治客でにぎわった当時の面影をそのままに残す懐かしさを感じさせる。もてなしは、いたって家庭的。女将手作りの家庭料理は、ビジネスの方にはボリューム重視、熟年の方には食べやすさをといったように、お客様に合わせてメニューやボリュームを考えている。部屋でのサービスに関しても、できる限りお客様のプライベートを重視。ゆったりくつろげるよう対応している。このため客は、熟年の旅慣れた夫婦からビジネスマン、常連のファミリー、一人旅のバイク青年まで多彩。なかには、温泉と卓球を楽しむために首都圏から日帰りの客もあるという。女将いわく「群馬の親戚に泊まるつもりでどうぞ」とのこと。
高台の夕焼けが綺麗な町
その名のとおり磯辺温泉を見下ろす高台に位置し、遠くに荒船山、妙義山、浅間山を望む「高台旅館」。自然と地形を生かした静かで落ち着いた宿である。夕焼けに映えるその素晴らしい眺望に感勤したお客様が「夕焼け小焼けのお宿」と命名したという。水がさらさらと流れる庭園には、四季の移り変わりに合わせて春はウグイス、夏はカッコウなど多くの烏が訪れる。館内は日本の懐かしい趣を大切にしながら、木のぬくもりを生かした和風の造り。部屋の名前も「山寺」「十六夜」「かがり火」など情緒豊か。夕食は「田舎会席料理」で、地元で採れる季節の旬の素材をおいしく調理したメニュー。人も自然の一部と考えるならば、その時々に採れたものを食すのが一番の健康法かもしれない。食前酒にはスモモ、クワの実、梅などの自家製の果実酒。こちらも体に良さそう。